ひとくち麺類

思った事を軽く書きます

黒き淀みのヘドロさん

 

こないだの流れで買ったまま漬け置きしていたヘドロさんも読んだ。

 

また言語化しにくいなぁって思ったけど

この前読んだ、スペクトラルウィザードよりだいぶわかりやすかった気がする

それでも、ぐるぐると心が回るような揺さぶられ方をしてしまったけど

 

 

ナイトジャスティスとキングバーガー

ヘドロと人間性

真実と虚構

ぐるぐると回りながら本当の正解に辿り着こうとするクラウネッサの葛藤が

読んでいて寄り添いたくなってくるのがよく出来てる

  

人を救うものとしての成長過程に

りもん先生とミトちゃんがあるのはちょっと容赦がなさすぎではとか思ってしまう

けどそこがいいところでもあるのかなぁって思った

 

初っ端りもん先生にブチ当たるのは

ヘドロ生命体じゃなくても普通にトラウマだと思う

というか、りもん先生みたいな超危険物を子供になんとかさせようとするのは

まんがだからいいものの普通にやばい

 

 

ヘドロの彼女は、失敗をして失敗をして

出会いから存在意義を見つめ直して

どう作られたからではなくどうありたいかを選び取り、

キングバーガーではなくナイトジャスティスになった。

 

でも、完全に無になったわけじゃなくて

彼女と触れ合った人の中には、小さな思い出が残っていて……

救った人たちの心が、

それこそが彼女が追い求めた存在意義の証明になっているのかもしれない。

 

 

この作者の作品を終わってからまとめて読むのではなく連載を追いかけるのって割と厳しいというか

僕には難しいかなと思う。

揺さぶられるから

揺さぶられるのにそれをうまく言語に固められないから。

面白いから読んじゃうんだけどね

 

今回も、めちゃくちゃ楽しめた